| 地図の話題 |
2006年3月20日 |
| ファイル025 |
「しんぶん赤旗」2006年3月18日 グアム中心の、等距圏の問題点など |
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| 等距圏による定番のミスです。ただ今回は、本文にも問題があります。記事は以下の通りです。 |
| しんぶん赤旗2006年3月18日 120dpi |
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(問題点1)グアム中心中心の地図
経緯線が描いてないので何図法かわかりませんが、こういう際に用いる斜軸方位図法ではなさそうです。
グアムの経緯度は北緯13°30′、東経144°45′とし(コンサイス外国地名事典による)、ジオスタジオで描画しました。
わかりやすいように、新聞の地図を再掲し、並べますので、比較して下さい。 |
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150dpi |
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等距圏の間隔は1500kmです。新聞には書いてありませんでしたが、そのようですね(新聞にはグアムをすぐに取り囲んでいる等距圏がありますが、意味はないように思います。それとも、グアムを強調するための印だったのかもしれません。また新聞には、4500kmの等距圏は描いてありません)。
全く間違いというわけではありませんが、あまり適切な地図ではないことがおわかりになるでしょう。そもそも、等距圏が何kmになっているのかは明示する必要があります。
(ハワイの近くを通っている6000qの等距圏を見ると違いが一番よくわかります。 |
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| (問題点2)本文の記述 |
| 上下に赤線をつけた箇所に注目して下さい。 |
| 「ハワイ・中国・東南アジア、東京・沖縄とほぼ等距離にあります。(地図)」
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「・」と「、」で区別してあるので、「ハワイ・中国・東南アジア」はほぼ等距離、一方、「東京・沖縄」はほぼ等距離ということでしょうが、ちょっとわかりづらいですね。
もっと大きな問題は、「ハワイ・中国・東南アジア」を並べていることです。いわばピンポイントで表示できるハワイと、広大な領域を持つ中国と東南アジアを同じレベルで比較することはできません。さらに言えば、東南アジアは、通常11の国からなる地域です。最西端の地域がギリギリ引っかかるかどうか、ちょっと微妙なところです。
記事・主張の趣旨に異存はありませんし、さすがに「しんぶん赤旗」ならではの内容と思いますが、地図を論拠にしているだけに、より慎重な記述をして欲しかったと思います。 |
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