日本国総領事館からのお知らせ


グアムは常夏の楽園というイメ-ジどおり人々は温かく全般的に治安も良好と言えますが、日本人観光客の皆さんが、ひったくりや置き引きなどの被害に遭う事件は、残念ながら少なくありません。逆に、日本人観光客が加害者となり、当地の警察に逮捕される事件も最近では目立つようになってきました。当地で犯罪を犯した場合は、厳罰に処せられることを十分理解して頂き、無用なトラブルを避けるよう心掛けて下さい。以下の主な事件につき、観光客の皆さまの注意を宜しくお願い致します。

万引き

被害物品の値段にかかわらず、逮捕・拘留(場合によっては、長期間の拘留もあります)されるだけでなく、起訴され裁判を受けることになります。判決としては、高額な罰金刑(数千米ドル)及び国外強制退去措置のほか、長期間(5~10年程度)の米国領土への入国拒否措置を科せられる場合もあります。

免税店などでは、防犯カメラの設置や私服警備員の巡回等により、万引きの警戒に当たっています。

セクハラ行為

酔った勢いや軽い気持ちでレストランのウエイトレスやダンサーの身体に少々触れた場合でも、相手の訴え次第で逮捕・拘留の上、起訴され裁判を受けることになります。

ファミリー・バイオレンス(家庭内暴力)

夫婦喧嘩や子供を叱るための体罰など家庭内の暴力行為であっても、第三者の通報により逮捕・拘留の上、起訴され裁判を受けることになります。

目的外渡航について

日本人などが、米国へ90日間以内のビザ(査証)なしで渡航する際、目的は観光及び短期の商用(商談、セミナー参加等)に限られます。これらの目的外の渡航(TV映画、雑誌のための撮影等)にあたる場合は、日本での米国査証の取得が必要です。査証を必要とするにもかかわらず、査証を取得していないことが発覚した場合には、国外強制退去措置及び(5年以上)の米国領土への入国拒否措置を科されます。

飲酒運転

飲酒運転により検挙された場合、少なくとも2日間の拘留及び1,000米ドルの罰金のほか、その他の刑罰も科せられて、やはり日本に比べて厳罰に処せられます。

パスポート(旅券)の盗難及び紛失

パスポートの盗難は、ビーチなどでの置き引き、駐車中の車内の荷物を盗む車上狙いなどにより行われています。更に、移動中の置き忘れによる紛失も目立っています。また、盗まれたパスポートは売買されるなどして、犯罪に利用される可能性が高いのです。海外での唯一の身分証明書であることを認識し、その管理を徹底して下さい。

「米国に居るのだ」という事を決して忘れないで下さい。皆さんがグアムでの滞在を快適に過ごされますよう願っております。



在ハガッニャ日本国総領事館
Consulate General of Japan in Hagatna
電話: (671)646-1290 FAX: (671)649-2620