グアムのロボット型検索済みエンジン『グアムサーチ』 by
GoGuam, Inc.
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観光コースでない
グアム・サイパン
大野 俊=著
●B6・256ページ
本体価格1,700円
2001年7月発行
ISBN4-87498-260-3
太平洋に広がる南の島々――ミクロネシア。その中の一つ、グアムを除くほぼ全域が、第一次大戦から第二次大戦まで日本統治領の「南洋群島」だった。学生時代からマニラ特派員時代を含め、この南の島々に魅入られたジャーナリストが、先住民族チャモロの歴史から、戦争の傷跡、米軍基地の現状、米国核実験による被曝の実態など、豊富な写真とともに伝える!
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●目次
はじめに
I グアム島
1 「歴史」をあるく
日本に一番近い「アメリカ」/アガニャの史跡を見てまわる/殉教者、サン・ビトレス神父記念像/マゼランの「侵略」/「チャモロの時代」の終わり
2 今も残る太平洋戦争の跡
戦死した日本兵は一万八千人/ジーゴの日本人戦没者慰霊塔/日本兵が潜んだアサンの洞窟/「解放者・米国」を描くレリーフ/日本軍に殺されたチャモロ人は「七百人以上」/日米両政府に戦時被害補償要求
3 横井庄一伍長が潜んだジャングル
敗残兵が「観光の看板」/チャモロ迫害の歴史を展示する博物館/十五年間暮らした「横井ケーブ」/戦陣訓の狂気/グアムでは「英雄」
4 「植民地」からの脱却
「米国の最後の植民地」という怒り/難航する対米交渉/三つの選択肢で住民投票へ/米国の「州」昇格派の意見
5 米軍基地はいま
戦前からの軍事的戦略拠点/在フィリピン基地から移転/整理統合が進んだ九〇年代/沖縄からの兵力移転構想も/基地機能再強化の動き/チャモロ人の土地奪還運動
6 肥大化するフィリピン人社会
六十七もあるフィリピン人協会/恋人岬のみやげ店員もフィリピーノ/チャモロ人のルーツは台湾かフィリピンか?
7 観光の島の今と昔
「グアム観光産業の父」の回想/修学旅行生やシルバー層を新ターゲットに/グアムのプレスリー
II サイパン島
1 繁華街ガラパンを見て歩く
「南洋の東京」はアジア人街に変身/「砂糖王国」の跡/日本の病院跡は博物館に改造
2 「玉砕」の跡
日本人軍民五万人以上が戦没/岬と崖で「集団自決」/日本の戦後世代と現地住民の歴史認識摩擦/叩き込まれた皇民化教育/聖母マリアの祠の来歴/戦死者全員の名前を刻む米国記念公園
3 コモンウエルスの実態
自治権だけはある米国領/選挙争点は「日本問題」と「米国問題」/膨張する外国人労働者/問題化する縫製工場労働者の人権/民族間摩擦も発生/驚異の高度経済成長
4 北マリアナ観光の光と影
サイパンに賭けた日本人/バブル崩壊、アジア経済危機で打撃/マリアナ政府観光局の戦略
III テニアン島
1 日本統治の栄華の跡
海軍通信所は牛の屠場に/米軍は「完璧な水陸両用作戦」と自讃/ここにもある「スーサイド・クリフ」
2 原爆のB-29搭載地点
米軍パイロットの名を刻む記念碑/広島、長崎で涙したテニアン市長/原爆投下五十周年記念式典の波紋/父親の遺志引き継ぐ娘
3 カジノ開設のプラス・マイナス
島内の意見は真っ二つ/輝かしい経歴の日系人
IVマーシャル諸島
1 米国核実験の被曝者を訪ねる
フランス核実験に猛反発/「太平洋のゲットー」/「ブラボー・ショット」の衝撃/息子を失ったロンゲラップ村長/甲状腺を侵された人たち/増え続ける被ばく認定者/始まった再帰島事業/核廃棄物貯蔵施設めぐり論争
2 TMD、NMD実験が進むクワジェリン環礁
「世界最大のキャッチャーミット」/汚染される礁湖
3 尾を引く日本軍による住民虐殺補償問題
飢餓地獄で起きた小島での人減らし/「補償問題は解決済み」と突っぱねる日本政府
4 マーシャルを見舞う新たな危機
地球温暖化による水没の恐怖/「動物園政策」の後遺症とたたかう若者たち
V パラオ諸島
1 独立までの長い道のり
非核憲法で知られた最後の国連信託統治領/骨抜きになった非核条項/パラオ住民の対米意識と米軍戦略/ナカムラ大統領インタビュー/苦悩の末に自由連合を選択/大酋長は自由連合反対の急先鋒/非核運動の原点は戦時体験/複雑化する土地問題/不安な旅立ち
2 ダイビング観光の問題点
六人遭難事故の現場を見る/安全性軽視のツアー/名誉挽回図る観光立国
3 ペリリュー島に眠る遺骨
今も目につく戦争の痕跡/癒されない島民の心の傷
・グアム・ミクロネシア関連略年表
・主な参考文献
・あとがき
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