
GVBは今年の重点市場として、団体、挙式、シニアの3つを掲げた。GVBが本格的にシニアを重点市場として取り組むのは初めてのことだ。昨年の日本人出国者のうち、50歳から59歳のシェアは18.9%、60歳以上は15.6%だが、グアムは50歳から59歳が10.0%、60歳以上が7.08%で、シェアを伸ばせる余地は十分にある。少ない荷物で楽に来られるうえに、リブランディングで打ち出すトレッキングなどの海以外の自然、チャモロ文化、スペイン及びアメリカによる統治、太平洋戦争などの史跡といった歴史・文化的要素など、「シニア世代に受け入れられる要素は十分にある」と、光森氏は強調。GVBの日本マーケティング委員会(JMC)にシニア部門を設置し、団塊の世代向けの市場研究を推進する。
施策の一つが、チャモロ文化が色濃く残る首都ハガニアを、文化の発信地「オールド・ハガニア」として整備する「ハガニア復興再生プロジェクト」だ。スペイン広場付近にはリバーサイドウォーク、アガニア湾沿いには遊歩道などを建設し、シニアに好まれる観光地作りを強化する。2008年4月末にはグアムの歴史とチャモロ文化を集めたグアム博物館をオープンさせる予定だ。
このほか、35年前のグアムのハネムーン・ブーム時に訪問した人が、ちょうどシニア世代になることで「懐かしのグアム」としてリピーター化することにも期待を寄せる。特に、フルムーンやバウ・リニューアル(再宣誓式)の需要を見込む。既にその世代の子供たちがグアム挙式をする際に、両親への感謝の気持ちとして、バウ・リニューアルの場をプレゼントするケースが増えているという。