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【スペイン植民地時代】
グアムが世界に知られるようになったのは、1521年3月6日に、世界一周 の航海の途にあったマゼランがグアム島を発見し、
ウマタックに上陸したことがきっかけでした。
マゼランのマリアナ諸島の第一印象は“イスラス・デ・ラス・ヴェラス・ラティナス”(大三角帆の島)であったと書き残されています。
というのも、チャモロ人はカヌーを作るのがとても上手で、同時に卓越した漕ぎ手でもあったため、その速さと優雅な動きに魅了されたからです。
その速さに驚嘆し、「フライングプロアズ」(飛ぶ様に早いカヌー)と書き残されています。
その後もスペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ等の探検隊がマリアナ諸島を訪れています。
1565年には、スペインが統治を宣言し、それ以降333年におよぶスペインの影響は、現在もチャモロの風俗・習慣・宗教・生活などに
根強く残っています。
【キリスト教の布教】
キリスト教の洗礼を受けたのは、太平洋地区ではマリアナ諸島の島民が最初でした。
たくさんの宣教師達が、キリスト教の布教のためマリアナ諸島へやってきましたが、最初に布教の本拠地をマリアナ諸島に作ったのは、
パドレディエゴ・ルイス・デ・サンヴィトレスで、1668年のことでした。
パドロ・サンヴィトレスとその一行は、1668年6月15日にグアムに到着し、ハガニア(アガニア)を最初の伝道地として選びました。
カトリックの教えは、ハガニア(アガニア)地区から徐々に近隣の島々へと広がっていきましたが、カトリックの教えが、
チャモロの伝統的価値観や習慣と相反することがわかると、徐々にカトリックの教えに反発するようになっていきました。
宣教師たちは「先祖崇拝」を強く禁止したのです。
この最初の布教の軋轢により、1695年頃にチャモロ人が制圧されるまでチャモロ人の反乱は続きました。
宣教師が行ったのは、伝道だけではありませんでした。
彼らは、教育制度、西洋文化、音楽や美術、そして文学を持ち込みました。
パドレ・サンヴィトレスは、特に教育を重要と考え、学校を開きました。
また、宣教師たちは、チャモロ語を取得すると、お祈りや賛美歌をチャモロ語に翻訳していきました。
現在も、住民の約75%がカトリック教徒で、島内の各村には教会があり、住民の生活の基盤になっています。
【スペイン統治時代の終わりとアメリカ統治時代の始まり】
1800年代に入ると、経済的な発展や領土拡大のため、欧米諸国の目が太平洋地域に向かうようになりました。
スペイン統治が始まってから333年がたった1898年4月、スペイン軍によるアメリカ戦艦の沈没がきっかけとなり、アメリカは
スペインに宣戦布告をしました。
アメリカとスペイン戦争の講話条約により、グアムはアメリカの領土となりました。
アメリカによる統治時代のはじまりです。
これは、1941年に日本軍が占領するまで続きました。
【日本占領時代】
1941年12月10日から始まった日本軍による占領は、1944年にアメリカ軍が奪還に成功するまでの2年7ヶ月という短い期間でした。
その間、グアムは大宮島と呼ばれていました。
日本軍占領時代をチャモロ語では「テイエイポン・チャパネス」と呼んでいます。日本の時代という意味です。
第一次大戦後、日本はドイツが持っていたミクロネシア諸島(カロリン諸島)、北マリアナ諸島をドイツに代わり統治していました。
グアムのチャモロ人は、親戚を訪問した時などに日本統治による発展を目の当たりにし、日本人に対し尊敬と賞賛の気持ちを抱いていました。
しかし、真珠湾が日本軍により攻撃された同じ日に、グアムも攻撃を受けました。
アメリカも日本に対し宣戦布告をし、1941年12月10日、5,000名の日本軍によりグアム島は占領されました。
日本軍は、グアム島を「大宮島」と改名しましたが、「偉大なる神の居る島」を意味しています。
ハガニア(アガニア)は明石と改名されました。
日本軍は、歴代の統治者と同様に、島民に日本語を使用することを強制しましたが、実際に日本語が使えたチャモロ人はほんのひと握りだったようです。
チャモロ人がアメリカに対して抱き続けていた忠誠心が原因と言われています。
一方、日本軍は、チャモロ人の住居の自由は保証し、住みたい場所に住むことができました。
1944年になり、アメリカ軍がマリアナ諸島に向かって反撃を強めるに従い、日本軍のチャモロ人に対する態度は日毎に厳しくなっていきました。
島民たちは強制労働をさせられ、島の東部にあるキャンプに集められました。
チャモロ人を隔離した意図はわかっていませんが、結果として、この移動が大多数のチャモロ人の命をアメリカ軍の艦砲射撃から救うことになりました。
1944年7月21日に、アメリカ軍がグアムを奪還し、1950年にアメリカの自治属領(準州)となり、現在に至ります。

【グアムの位置】
グアム島は、北緯13度30分 東経144度30分、日本の南東約2,500キロメートルに位置します。
そして、その面積は約212平方マイル(549キロ平方メートル)で、日本の淡路島とほぼ同じ大きさです。
日本から一番近いアメリカでもあります。
【グアムの気候】
グアムは、典型的な海洋性亜熱帯気候の島で、年間を通じて温度変化が少なく、年平均気温は、約26℃という常夏アイランドです。
大きく分けると、乾季(11〜5月)と雨季(6〜10月)の2季があります。
ただ雨季といっても、日本の梅雨時のように、連日に渡って雨が降るのではなく、ザ−ッと降っては、カラリと晴れあがる
スコールの回数が多いという感じの天候です。
この雨季は、グアムの周りで、台風が発生する時(7〜10月)でもあり、年間平均降雨量、約2,500mmの約2/3がこの時期に集中しています。
ただ、ホテルやレストランでは、冷房が効いているので、薄手のジャケットやカーディガンを用意しておくと重宝します。
また、グアムの日差しは強いので、帽子やサングラスをお持ちになることもおすすめします。
【グアムの地名】
グアムには19の村があり、そのほとんどがそのままローマ字を素直に読めば大丈夫です。
ただし、注意が必要なのがYとJ。YはJと発音し、JはHと発音します。
Yigo(ジーゴ)、Yona(ジョーニャ)、Sinajana(シナハーニャ)、Inarajan(イナラハン)などがそうです。
そしてもう一つ、Mong Mong。これはモンモンと呼びます。
【グアムの魚】
一年中真夏の太陽が輝くグアムの海は、いつもクリスタルブルー。
サンゴ礁の広がる、この美しい海の主役は、それぞれにカラフルな衣装を身にまとった、トロピカルフィッシュ達です。
その色は、グアムの明るさそのままに、とても鮮やかです。グアムの海は、魚たちのパラダイスです。
グアムの海中を彩っているのは、魚達だけではありません。様々な形で海中に素晴らしい造型美を見せてくれるサンゴはもちろん、
赤や黄色、白など、豊かな色彩で海中の花園を造っている、イソバナやウミンダ、妖しい美しさのイソギンチャクも。
現在、約300種類のサンゴと、50種類におよぶソフトコーラル類が、グアムの海には生息しています。
【自然保護地域】
また、タモン湾は自然保護地域(禁漁区)です。
自然保護地域(禁漁区)とは、サンゴ礁の生息環境と海洋動物、海洋植物を守るため、釣りなどの活動が禁止されている 地域を示します。
釣り人の増加と浸食、汚染などによって沿岸漁業の収穫が減り、サンゴ礁の生態系が影響を受けました。
これを受けてグアム政府は1977年5月にタモン湾を含む5カ所の自然保護地域を制定しました。
自然保護地域に関しては、こちらをご覧ください。
http://www.uog.edu/marinelab/mpa/page6.html
【グアムの花】
グアムの気温はいつでも真夏のため、島には1年中カラフルな花が咲き乱れています。
目に焼きつくような鮮やかな色彩と甘い香りは、トロピカルムードを盛り上げるには、なくてはならないものです。
美しい花は、写真に撮るだけでも楽しいですが、髪に一輪させば、素敵なアクセサリーにもなります。
島の人たちも、レイや花冠を作って楽しんでいます。これこそ、常夏の島だからこそ体験できる最高の贅沢です。
旅行者も、グアムの花々に親しんで、素敵な旅の1ページを演出してみましょう。
(他人の敷地内のものは、必ず所有者の許可を取ってからにしてください)
グアムでは、イナラハン、メリッソなど南部の方が、一般的に花が多い地域です。
家々の庭にも、カラフルなトロピカルフラワーが咲き乱れ、人々の目を楽しませています。
南部に訪れる時には、海ばかりでなく、こうした花にも目を向けてみてはいかかでしょうか。
美しい花が見たいなら、植物園が一番です。ちなみにグアムの島花はブーゲンビリア。
“情熱”という花言葉を持つ、グアムに相応しい花です。ブーゲンビリアは、島のいたるところで見ることができます。
【グアムの木】
グアムを代表する木は、イフィルという木で、成長は非常に遅いものの、堅く重い性質を持つので、磨きあげると美しい光沢を見せます。
地元の彫刻家や工芸家に人気が高く、装飾を施したテーブルや時計、彫像などに加工されています。
【グアムのフルーツ】
グアムを代表する果物は、パパイヤ、バナナ、ココナツ、マンゴー、グアバなどが挙げられます。
日本では見かけないスターフルーツは、切り口が星形になるところから、この名前がつけられました。
味は、爽やかで人気があります。
【グアムの動物】
グアムに生息する主な動物は、イノシシ、シカ、水牛、イグアナ等が挙げられます。
その他に、戦後、輸入された木材と共に入ってきたブラウンスネ−クがいますが、このヘビは毒を持っていません。
小動物ではヤモリが多く、グアムでは“ゲッコ−”の呼び名で親しまれていて、キャラクター商品としても人気が高いです。
また、ココバードと呼ばれる鳥は、果実を主食とする鳩で、緑がかった羽毛をしています。
グアムで最も美しい鳥の一つで、島の鳥とされています。

グアムはサンゴ礁に囲まれているため、たくさんの魚を観ることができます。
ここでは、恋人岬とイパオ岬に囲まれたタモン湾で観ることができる主な魚を紹介します。
お魚をクリックしてみてください。
魚の一覧表はこちら(PDFファイル)
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