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グアムの放射性物質状況

EPA(アメリカ合衆国環境保護局)の、RadNetデータベースによると、2011年3月下旬から4月初旬にかけて行われた、グアム、ハワイ、アメリカ西海岸での計測で、異常な濃度のプルトニウムやウランが検出されています。

1991年から2011年2月までの20年間の平均濃度と比較すると、2011年3月11日以降、カリフォルニアではプルトニウム239が18倍に、アラスカではウラン238が17倍に、ハワイではウラン234が30倍、ウラン238が50倍に増大、グアムではプルトニウム239とウラン234、ウラン235、ウラン238が、観測史上初めて検出されました(単に今まで観測されていなかった可能性もありますが、確認していません)。

それぞれの放射性物質の半減期ですが、プルトニウム239が2万4千年、ウラン234は24万年、ウラン235は7億年、ウラン238は44億7千万年。いずれも、人間の寿命からすると、半永久的に放射能を出し続ける放射性物質ばかりです。

プルトニウムやウランといえば、強烈なアルファ線を出す極めて毒性の強い放射性物質です。

日本は大丈夫と言われていますが、本当に本当ですか? 放射性物質といえば、セシウム137とヨウ素131の測定値しか発表されていないようですが、原子力発電所に反対する世論を押さえ込むために、こういった重大な情報を隠蔽している可能性はありませんか?

実は、アメリカ国内でも、上で紹介したRadNetですが、一般向けのページでは、半減期の短いヨウ素131など、一部の放射性物質しか掲載していません。さらに、4月10日以降、半月以上アップデートされていません。

Japanese Nuclear Emergency: Radiation Monitoring

増大した放射性物質の大気中濃度が、例えば人体に影響を及ぼさないレベルだから、公表されなくても構わないといった理由で、一般には知らされないままの方が、皆さんは安心ですか?

エアラインのマイレッジプログラムから、簡単ですが距離を確認してみました。日本(成田空港)からグアムまでの距離は2400km、ハワイまで6100km、ロスアンゼルスまで8700kmあります。ちなみに、福島第一原子力発電所から成田空港までの距離は193km、羽田空港まで236km。

グアムの1/10の距離しかない東京で、上記のような放射性物質がどうして検出されないのか、とても不思議です。


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