朝から何度かスコールに見舞われグアム。
午後4時30分、今野さんファミリーを乗せたバスがアガットマリーナに到着する頃には、すっかりと青空を覗かせていました。
前日のレセプションで、すっかり意気投合した地元の高校生達も参加しての、アルパンビーチクラブ主催ドルフィンツアー。

今野さんファミリーを乗せ、イルカウォッチングへと向かう「シーオデッセイ」。
晃誠くんは、前日からすっかり仲良くなった地元の高校生達と、楽しくおしゃべりをしたり、弾き語りを聴いたりと、クルージングを満喫。


出航前に、アルパンビーチクラブから晃誠くんの名前を刺繍したクルースタッフ専用のキャップや、Tシャツ、そして、ネームプレート入りのイルカのレプリカがプレゼントされました。


まるで、晃誠くんの到着を待っていたかのように、朝からのスコールがピタリと止み、海上では日傘が必要なほど。
グアムの強い日差しを気遣いデッキ先頭で潮風を感じながら、目の前に広がる眺めとスピード感を楽しむ今野さんファミリー。


グアムでは、この季節の夕方にイルカを見られる確率はわずか2%。最初に訪れたポイントでは、残念ながらイルカを見ることはできませんでした。

「どうしても、晃誠くんにイルカを見せてあげたい」

ボートクルーが一丸となってイルカを追跡し、南下。半ばあきらめかけた私たちの目前に見えたのは、100頭近くのイルカの群れ。スタッフ達は、「奇跡が起った!」と白い歯を覗かせて笑いました。


ボートが感動の渦にのまれた瞬間。

元気にジャンプするイルカ達に向かって、「すげ〜! 飛べ〜! グレイト!」と、喜びの歓声をあげる晃誠くんの側で母親の美佐子さんは、シャッターを切り続けていました。
足に掛けたグアム旗は、地元の高校生たちからプレゼントされたもの。


ボートの前方や、真下を自由自在に泳ぐイルカたち
その後20分間にわたりジャンプを繰り返し、北へと向かいました。
感動冷めやらぬまま、ドルフィンツアーはアガットの美しいサンセットと共に終了しました。

先ほどの興奮が嘘のように静けさを取り戻した、アガットマリーナのサンセット。

編集後記
奇跡は起きた。この時間に100頭ものイルカを見たのは初めてだった。イルカたちは、晃誠くんに、何度も何度もジャンプを繰り返しエールを送ってくれたのだろう。
北原 恵子


2001年4月 22日 23日 24日 25日 26日 home