とうとう、晃誠くんが帰国する日がやってきました。午後12時45分、お部屋にお伺いすると晃誠くんや、妹の咲喜ちゃんに会いに来た友人達の靴が山のようにありました。

そして、大勢の方々からいただいたプレゼントが入った段ボールが6箱も、、、。晃誠くんや咲喜ちゃんがお友達と楽しく談笑するなか、ご両親は、最後の荷物整理のチェックに大忙しで、あっという間に出発の時間を迎えました。午後3時15分、アルパンビーチタワーを出発。晃誠くんと母親の美佐子さんは、メディカルチームと救急車に、咲喜さんや父、清明さんは、ボランティアの方々ともう一台のバスに乗って、グアム国際空港へと向かいました。


23日の恋人岬レセプションで司会を務めたダニエルくんを始めとするFD高校のお友達、23日からずっと通訳をしていた熊沢くん、そして今野さんファミリー。
世代を越えた友情の輪が感じられます。


22日の初日から、本ページ取材に同行したサイモン サンチェス高校のジェシカさん。この日は、どうしても晃誠くんに会いたいと学校を早退。念願の記念写真を撮ることができました。


アルパンビーチタワーの内田さんのご協力で、このページを晃誠くんに見せる事ができました。
「すげ〜!」と感激した様子の晃誠くんに「まるで、スターみたい」と笑う妹の咲喜さん。
側にいたお友達も「僕も写ってる!」「ちょっと、僕にも見せてよ〜」と身を乗り出して画面を見ていました。


我先にと、晃誠くんとの別れを惜しんでドアに詰めかける友人達。口々に「See you again.」と話しかけていました。


晃誠くんが乗りこんだ救急車。この一瞬、みんなとの別れを惜しむかのような雨が降りました。


晃誠くんを乗せた救急車は、スムーズに出国手続きをするため、コマーシャル空港ゲートから進入。ゲート口で速やかに手続きを済ませ、フェンスの向こう側へ。


搭乗口の前で、一同合流。今野さんファミリーは、今回のグアム旅行で数え切れない程の人々と知り合う機会に恵まれました。空港到着から泣きっぱなしの咲喜さんと美佐子さん。満足そうな清明さんとMAWジャパン仙台支部の岩佐さん。


出発時間が迫る中、もう一度みんなで記念撮影。咲喜ちゃんの潤んだ瞳が充実したグアムでのひとときを物語っていました。


今回通訳として毎日同行された、ボランティアのけいこさんにお礼を言う咲喜さん。もう、涙が止まらない様子。感動の涙は、本当に美しいものです。


いよいよ、飛行機へ、、、。
晃誠くんが「I will miss you.」とMAWグアムのジョバイナさんに伝えると、一同が涙の渦に。


午後3時30分グアム国際空港に到着。咲喜さんと清明さんは、出国審査を済ませてから搭乗口で晃誠くんらと合流。その頃、出国ロビーでは、学校から一足遅れで到着した小川さんが「少ししか話せなかった。」と目を潤ませていました。午後4時13分、大勢の人々の想いを乗せたJAL942便は、グアム国際空港を離れ一路日本へと向かいました。

成田空港到着後、今野さんファミリーは、市内ホテルに一泊してから翌27日に新幹線で仙台へと向かいます。


編集後記
あっという間の5日間。凝縮された想い出と、晃誠くんが出会った300人を超える人々そして、イルカたち。晃誠くんの勇気が国境を越えてグアムへ届いた証。グアムのみんなが晃誠くんから勇気と愛をもらう事ができました。晃誠くん、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
北原 恵子

I admire the Fr. Duenas boys for taking time out of their busy schedules to spend time with Akitomo before he were to leave. They all got the opportunity to get to know each other even more, and to take some pictures. I know for a fact that Akitomo enjoyed himself with the boys.
Jessica Ignacio


2001年4月 22日 23日 24日 25日 26日 home