昨日のドルフィンウォッチングの興奮がまだ残る25日、帰国を明日に控えたこの日の晃誠くんは、いつもより早く起床。「MAWF(メイク ア ウィッシュ ファンデーション) グアム」の理事を務める飯塚さんが経営する「一心(ウエスティンリゾートグアム内にあります)」で、昼食を楽しみました。
オマール海老のお刺身や、晃誠くんの大好物でもあるお寿司、そして菜の花の胡麻和えなどの美味しい日本料理の数々をお腹いっぱい食べ、食後には飯塚さんが音楽好きの晃誠くんに是非聴かせたいと、イマジネーションソングとして有名な「ヤニー ロイヤルフィルハーモニック管弦楽団」のビデオを紹介。今野さんファミリーは、いたく感激。時間を忘れて聴き入っていたそうです。

そして、世界最長のトンネル水族館で有名な「アンダーウォーターワールド」へと向かいました。晃誠くんは、100メートルにも及ぶトンネルの中を、車椅子に乗って海中散歩している気分を満喫。
実際に小さなサメに触れることができる「タッチプール」では、母 美佐子さんが代わりにタッチ。少々、強く触ったため水が晃誠くんの顔にかかり、顔で感じた(?!)晃誠くん。

プレジャーアイランドの真ん中にあるアンダーウォーターワールド。気軽に美しく幻想的な海底世界を体験。1000種類の海洋生物や、体重200キロもある巨大なハタやサメ、エイ、シロワニ、タツノオトシゴなどをじっくりと観察することができます。

アンダーウォーターワールドにて、記念の「フィッシュ フラッシュ フォト」をパチリ。元気そうな晃誠くんと今野さんファミリーの笑顔。
ひとつにまとまった強くて暖かい家族の絆が感じられる一枚です。

その後、ゲームワークスを見学してからDFSギャラリアでショッピング。買い物好きの晃誠くんは、人気ブランドのお財布を自分用に購入。その他、お土産を選ぶのに苦労して、ディナーパーティーが少し遅れたというハプニングも、、、

午後6時アルパンビーチタワーのプールサイドで、サンセットを眺めながらのディナーパーティーが開催されました。4月22日からの晃誠くんの滞在を、ボランティアとして支えてきた全ての人々が招待されました。

MAWFグアムの理事長であるフランク ブラス氏のスピーチの後、トロピカルダンスを楽しみながらのディナーショー。最後にMAWFグアムのジョバイナさんから、関係者に感謝状が授与されました。


エキゾチックにライトアップされたプールサイドで行われたディナーパーティー。 テントには、今野さんファミリーと主賓客。そしてプールを囲むように大勢の招待客のテーブルが用意されました。


この日にために、グアム大学のネイティブ トンゲス、タオタオ タノなどのダンスグループが次々とエンターテイメントを披露。場内は南国気分で盛り上がります。


今回、大活躍のダニエルくんがスピーチ。先日のドルフィンウォッチングでギターをもらった晃誠くんにギターケースをプレゼント。これで、日本に持って行きやすいよと晃誠くんも嬉しそう。グアム滞在最終夜ということで、パーティー後、グアムの友人達は次々と晃誠くんのお部屋に遊びに行き、さらに親睦を深めたようです。

MAWF(メイク ア ウィッシュ ファンデーション) グアムから、ボランティア全員に感謝の意を伝えるレターが配られました。約40通以上あるだろうと思われる感謝状は、前日徹夜でジョバイナさんが作成したもの(僭越ながらグアム ビジターズ バイブルもいただきました)。

晃誠くんにお礼を言うと、「本当にありがとうございました。」と、逆にお礼を言われてしまいました。
晃誠くんのこの澄んだ眼差しは、今回参加した全てのボランティアの胸に刻まれたことでしょう。


DFSギャラリアを始めとする、各方面から今野さんファミリーにプレゼントが贈呈されました。

ひとりひとりに丁寧にお礼を言う晃誠くんの隣では、目を真っ赤にした母 美佐子さんが頷いていました。美佐子さんの脳裏には、晃誠くんのために力を貸した40もの企業の全ての人達の顔がよぎったのかも知れません。


編集後記
グアム最終夜のサンセットは、せつない紫色。パーティーに参加したみんなが、もう少し晃誠くんと一緒にいたいと思っただろう。グアムはアメリカの法律が適応されている。基盤のしっかりした福祉法と南国の暖かい心は、障害の有無に関わらず全ての人々を迎えられるとても優しい島である。
晃誠くんの1番目の夢(ある有名女性歌手に会いたい)は、残念ながら聞き入れられる事はなかった。福祉に関する認識を持っている日本企業は意外にまだ多くない。今後に期待したい。
北原 恵子


2001年4月 22日 23日 24日 25日 26日 home