グアムにもあった「ファストトラック」 待たずに帰国72時間前PCR検査を受ける方法
ザプラザショッピングセンター1階のPCR検査会場は、グアム政府観光局のフリーPCRプログラムを利用して、無料で検査を受ける観光客で長蛇の列ができています。40分から1時間、時にはそれ以上待つことになります。
有料になりますが、同じザプラザの2階にあるAMC PLAZA(American Medical Center The Plaza)にて、サクッと待たずにPCR検査が受けられるのをご存知でしょうか? 料金は以下の通りです。
- 通常PCR $150
- ASAP PCR $250
- (抗原検査 $60)
営業時間: 09:00〜14:00 (月曜日〜金曜日)
待つのがイヤな人。とにかく行列のあの密な感じがダメな人。”Time is money.” を体現している人。あとは、1回目の無料検査で陽性が出た人が、海外旅行保険が適応されるのを確認してから、隔離解除後にこちらの有料検査を受ける人もいるようです。
もしも検査会場の行列で感染してしまったら、それはそれで帰国後に発症したり菌をばらまいたりと、面白くないですもんね。
こちらは結果も電子メールで届きますので、検査後再び会場に出向く必要もありません。
抗原検査は$60とPCR検査の$150に比べると格安ですが、日本は抗原定量検査しか認めていないので、必ず確認してから受けましょう。ちなみに抗原定量検査は、英語でQuantitative Antigen Test(CLEIA、ECLIA)と言います。抗原定性検査(Qualitative Antigen Test)ではないので要注意です。
日本に帰国する際に必要な陰性証明ですが、厚生労働省が有効と見なした検査方法による証明である必要があります。詳細は以下の通り。
- 日本人を含む全ての入国者は、出国前72時間以内に検査を受け、医療機関等により発行された陰性の検査証明書を入国時に、検疫所へ提示しなければなりません。
- 有効な検査証明書を提示できない方は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。
- 出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
- 検査証明書の取得が困難かつ真にやむを得ない場合には、出発地の在外公館にご相談ください。
検査方法と採取した検体について
検体採取のタイミング
検体採取から搭乗便の出発予定時刻までが72時間以内であること。
有効な検体
検体は以下のいずれかに限り有効
- 鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)
- 鼻腔ぬぐい液(Nasal Swab)※
- 唾液(Saliva)
- 鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合(Nasopharyngeal and Oropharyngeal Swabs)
※鼻腔ぬぐい液検体は核酸増幅検査のみ有効
有効な検査方法
検査方法は以下のいずれかに限り有効
核酸増幅検査(NAAT: Nucleic Acid Amplification Test)
- PCR法(Polymerase Chain Reaction)
- LAMP法(Loop-mediated Isothermal Amplification)
- TMA法(Transcription Mediated Amplification)
- TRC法(Transcription Reverse-transcription Concerted reaction)
- Smart Amp法(Smart Amplification process)
- NEAR法(Nicking Enzyme Amplification Reaction)
- 次世代シーケンス法(Next Generation Sequence)
抗原定量検査(Quantitative Antigen Test(CLEIA、ECLIA))※
※抗原定性検査(Qualitative Antigen Test)ではない
注)「Throat (swab/smear)(咽頭ぬぐい)」の検体名や、「Rapid antigen(test/kit)(迅速抗原検査)」の検査方法など、日本では認められていない検体名や検査方法の記載で無効になる証明書が見られるので、取得の際は現地の医療機関に十分に確認すること。
以下の検査証明は無効なので注意
検体採取日、時間(出国前72時間以内)が記載されていないもの。
検査証明書の発行日だけでなく、検体採取の日付、時間(出国前72時間以内)の記載が必要。
検査法が指定外のもの
抗原定性検査(Qualitative Antigen Test/Kit、Rapid Antigen Test/Kit などの表記)は無効。
※抗原定量検査(Quantitative Antigen Test (CLEIA))は有効。
採取検体が指定外のもの
咽頭ぬぐい液(Oral swab, Throat swab)は無効。
日本のファストトラックはこちら
検疫の入国前WEB手続「ファストトラック」のご案内 (厚生労働省)
海外から日本へ入国する方々に対して空港検疫で実施している手続の一部を、入国者健康居所確認アプリ(MySOS)を通じて、WEB上で日本入国前に済ませることができる「ファストトラック」を実施しています。
「ファストトラック」で実施できる手続は以下の通りです。これらの手続を日本入国前に済ませることで、日本入国時の検疫手続が簡素になり、スムーズな入国が可能となります。
すでに「ファストトラック」の運用を行っている、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港に加え、2022年3月9日からは成田国際空港での運用を開始しました。これら5つの空港に到着する入国者の方々は、「ファストトラック」が利用できます。
入国者はできる限り「ファストトラック」を利用してください。
【入国前に実施が可能な検疫手続】
- 質問票の記入
- 誓約書の記入
- ワクチン接種証明書の有効性の確認
- 出国前72時間以内の検査証明書の有効性の確認
- 健康居所確認アプリ(MySOS)のインストールとログイン
ファストトラックのホームページはこちら
www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack