イナラハン ココナッツフェスティバル
イナラハンは、戦火を逃れた村のひとつだったため、1900年代初頭の建築家屋が残るイナラハン特別史跡保存地区や1977年に国際歴史的遺産に登録されたグアム歴史村イナラハン・ゲフパゴ公園など、グアム南東端の海沿いに位置するヒストリカルな小さな村。
先週末には、イナラハンでバティック(ろうけつ染め)アーティストとして創作活動を続ける傍ら、子供の頃から見聞きした歴史秘話をひとつひとつ検証してまとめた『ESTORIAN INALAHAN』を出版するなど、グアムの芸術及び歴史遺産を保護継承する Ph.D. ジュディ フローレス女史が、ジョージ S.N. フローレス氏に敬意を表して捧げた「グアム イナラハン G. フローレス ヒストリーセンター (ジョージ S.N. フローレス邸1階)」にて、ストリートフェスティバルが開催されました。
グアム イナラハン G. フローレス ヒストリーセンター/ホツヌベーカリー
営業時間: 16:00〜20:00(木曜日)、09:00〜14:00(土、日曜日)
ホツヌベーカリー(事前注文予約をおすすめします): 989-5340
ヒストリーセンター内には、著書に掲載されている一部の写真や、フローレス女史が海岸で見つけた古代の陶器の破片が展示され、グアムにひとつしかないスペインの伝統的なドーム型オーブンで有名なセンター内にあるホツヌベーカリーで焼き上げたパンを購入する地元の人々で賑わっていました。
ホツヌベーカリーを営むトニー マンタノーナ氏。そして、その元で伝統的なパン焼きを継承するべく、修行中のサム君とジョナサン君が、乾いた竹のみを使用して丹念に焼き上げるパンやピザは、イナラハンの人々のように温かく優しい味でした。
そして、今週末の2015年5月1日〜3日(09:00〜22:00)と4日(9:00〜15:00)の4日間は、グアム歴史村イナラハン ゲフパゴ公園にて、ココナツフェスティバルが開催されます。
このフェスティバルは、1947年、オスカー カルボ神父が、「戦争が終わった今こそ、ココナッツに戻りましょう」と、人々に農場へ戻らせる意欲を刺激すると共に、教会区の教会が資金を集めるために始まった、歴史あるお祭りです。
今年のココナツクイーンの戴冠式典や、ココナッツを利用したグアムの郷土料理チャモロ料理、アート&クラフト、ゲームなどの屋台が出店し、カラバオ(水牛)乗りやチャモロダンスショーなども披露される予定。
昔ながらのグアムを体感できるイナラハン。興味のあるツーリストの方は、グアム歴史村イナラハン ゲフパゴ公園がコースに含まれる「レッツゴーサウス 南部早廻り(大人$45、子供(2〜11歳)$35)」に参加してみてはいかがですか?
グアム歴史村 イナラハン ゲフパゴ公園
問い合わせ先: 828-1671