普天間基地のオスプレイがグアムの米軍訓練に参加
山口県のアメリカ海兵隊岩国基地所属のFA18戦闘ホーネット攻撃機18機が、グアムのアンダーソン空軍基地を拠点に行われる戦闘訓練と空対地射爆撃訓練に、沖縄県宜野湾市の普天間基地に配備された垂直離着陸機MV22オスプレイ4機が参加すると、先週の木曜日(11月22日)に防衛省が発表しました。
訓練は、11月29日から12月18日まで。オスプレイは、兵士や物資の輸送といった後方支援のため参加する予定ですが、オスプレイが戦場で強襲着陸を行う際、戦闘機の護衛を受けるため、FA18と共に実際の戦場を想定した訓練も行われるとみられています。
これまで、こうした後方支援訓練は沖縄県の嘉手納基地を拠点に行われてきましたが、基地負担の軽減を図ることで、オスプレイ配備への沖縄の理解を得たいと考えている防衛省としては、日米両政府による協議の結果、一部の訓練をグアム島に移すことになりました。
これに伴い増加する燃料費などの経費の約75パーセントは、日本政府が負担することになっています。