どんだけポジティブやねん! (隔離が終わっても終わら編)
前編「帰国前のPCR検査で陽性になりました (隔離延泊編)」はこちら
2022年7月11日(月曜日)
早く隔離解除証明が届かないかな〜
本日の夜中の予定だそうです。あと、ヒルトンのフロントはホテル内のデリバリーはできると言ったので、申し訳ないからカフェに電話して注文しました。「取りにいけないから部屋までお願いします」と言うと、「なんで?」と言われたので、コロナと言いました。そのあと、長い英語でしたので分かりませんが、デリバリーはしてもらえなかったということです。結局、ホテル側も一つになっていません。
あ゛〜(涙) かなしいね
まぁ、現実はこのようなもんだと気づかされました。
ユナイテッド航空について調べていたんだけど、Vivianの帰国便って、楽天トラベルさんが変更してくれるのだろうかね〜?
Do I qualify for a refund if my flight was changed significantly to COVID-19? If your flight was severely adjusted or service to your destination was suspended, you can request a refund on united.com or contact us.
という記述を見つけました。
これがまた楽天さんでは無理みたいで、隔離解除証明などなんかこまごま持って行かないと予約させてくれないみたい!
Vivian本人が行かないとダメなんよ(驚愕)
おぉ〜
なので、先は長いよ!
そんなことも、多分みんな知らないよ(号泣)
一応、返金のための申請ページをはっておきますね。
こちらが問い合わせ先。
ありがとうございます。
隔離解除証明、もうすぐだね!
隔離解除証明くるまで、起きてるのだ。
7月12日(火曜日)
こんな感じで届きました。
ヤッタ〜!
Vivian、無事、ホテルをチェックアウトしました。
7月13日(水曜日)
おはようございます。
昨日に、チェックアウトをすませて、またそのままPCR検査に。そしてもうその夜にはメールで返事がきました。
陽性
今日は、MAIさんが動いてくれています。
今日、領事館に確認して領事レターがいつ出きるか確認出来たらご連絡します。その後に空港でチケットを取ったご帰国出来ると思います
だそうです。
陽性でも帰国できるの?!?
読者の皆さんは初耳の方がほとんどだと思います。
どういうことかといいますと、1度目のPCR検査で結果が陽性と出た人は、5日間隔離された後にPCR検査を受けても、再び結果が陽性と出る場合があるのだそうです。調べてみたところ、感染と検査のタイミングによっては、約1カ月間(平均20日間)、陽性が出続けるそうです(発症日より10日間経過すればすでに感染性はなく、日常生活や仕事への復帰が可能)。
その場合、クリニックで診断書を書いてもらい、グアムの日本領事館で帰国するためのレターを書いてもらうことで、PCR検査結果が陽性と出た場合でも、日本に帰国できるという特例措置があるのだそうです。
これを利用して、私、日本に帰ります。
ホテルに隔離中、すでにこの可能性を前提に、次のPCR検査までに、たとえ結果が陽性と出ても帰国できるように、そのための手続きを、MAIさんがしてくださっていました。
流石、MAIじゃん!
有料だそうです。
料金は?
まだ教えてもらっていません。
今日、領事館に確認して領事レターがいつ出きるか確認出来たらご連絡します。その後に空港でチケットを取ったご帰国出来ると思います
だそうです。
今回のPCRの検査結果、届くの早かったね〜
2回目のPCR検査の時、「5日前に受けたのだったら2回目は要らない」と言われ、「いや、2回目受けないと飛行機に乗れないんです」と言ったけど、らちが明かず、、、結局、MAIさんが彼に理由を英語でお話してくれて、それを検査会場のスタッフさんに説明してもらって、なんとかやっと受けることができました。
クリニックでの受診のことは何も言ってなかった?
今のところ何も言われてないな〜
ありがとう〜!
今からオンラインでヨガクラス?
今日は、洗濯したりリラックスします。1人でヨガします!
結局、彼の実家に居候。良い人で良かった。
それはね、Vivianがそうだからさ。ごゆっくり〜
生きて食べれて生活できることの大切さが身にしみた!
日本でなんと贅沢な生活してたんだろ! って!
日本、最高だよね〜!
おやつタイムにビデオ電話で
めっちゃ豪邸やん!
お友だち紹介して〜!
(と、彼にご挨拶)
今、彼がユナイテッド航空のカウンターまで行ってきてくれて、帰りのチケットの変更ができたって。乗る時には、1回目の陽性結果、2回目の陽性結果、そしてグアムの日本領事館からのレター、この3通が必要だそうです。
あ、で、いくらやったの〜? (と彼に聞いている)
タダやったって〜
なんで〜?!?
彼がちゃんと理由を説明してくれたから、無料で変更してもらえたんだね。良かった〜
日曜日のフライトってことは、関空への直行便だね。今日はまだ水曜日だから、木、金、土と、まだまだゆっくりできるね〜(笑)
は〜い(嬉)! 保険会社も私のようなケースは初めてとかで、保険が適応されるために必要な書類を、今も確認してもらっているところです。
日本に戻ってから足りないなんてことになるとつまらないから、余るくらい準備して帰国するのがイイね。
ハイ! そうします!
7月14日(木曜日)
PCR検査における偽陽性と偽陰性について、調べてみました。
今回、色々なジャンルのソースから聞いたり調べたりしてみて分かったことは、検査をする限り「感染していない人でも陽性になる(=感染している人でも陰性になる)可能性がある」ということです。
コロナの遺伝子に反応するPCR検査は、検体の中のコロナを増殖させてから測定するため、検体にわずかでもコロナが含まれていると、最小発症菌数に満たない(感染したとはみなされない)人に対しても陽性となるからです。
Vivianさんは日本で3回目のブースター接種も終えていました。
厚生労働省が示している、新型コロナワクチンの効果は以下の通りです。
日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。
日本で接種が進められている新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間等)がありますか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
ワクチンを打つことで発症を予防する高い効果があり、感染や重症化を予防する効果もあるとのこと。だとしたら、自覚症状がなくても不思議ではありませんよね。
前回、彼女が話してくれたように、グアム滞在中に感染したかもと思えるような場面がなかったとしたら、すでに日本で感染していたという可能性が考えられます。日本からグアムに行く際のPCR検査や抗原検査が免除されたことにより、日本を出国する前にすでに感染していたとしても、今ならグアムに行くことができてしまうからです。
何の制限もなく出国(そしてグアムに入国)できるということは、日本が帰国72時間前のPCR検査を続ける限り、結果が陽性と出て予定通り帰国できないリスクは、実は今までよりも高くなったことになります。
2週間といった滞在期間であれば、自覚症状がなければ本人も気がつかないうちに治っている場合もあるでしょう。しかし、短期間の滞在が一般的なグアムだと、自覚症状のないままグアム入りして滞在し、検査で陽性と出(て初めて自分が感染していたことを知)る可能性は免れません。
ここで学べることは、3泊4日や4泊5日が一般的な滞在期間となるグアム旅行では、出国前のPCR検査や抗原検査を自主的に受けてあらかじめ陰性を確認しておくと、帰国のために必要なPCR検査で陽性が出る可能性が減るということになります。出国前に陽性だと分かれば、旅行スケジュールを変更したりキャンセルすることもできますもんね(この点も、旅行会社やエアライン、ホテルなど、予約する時に確認しておいた方が良いですね)?
とはいえ、今件で一番気になっていることは、陽性が出る出ないということよりも、どれくらいの確率(割合)で実際にグアムで陽性結果が出ているのか? といった数字(データ)です。
グアム政府は、ツーリストの帰国前PCR検査で、結果が陽性と出た人の人数や全体の検査者数を開示していません。グアム政府観光局にも聞いてみましたが、「【グアム政府観光局】メールを受け付けました、、、」とった自動返信のみで、実際にはお返事ありません(もしよかったら、皆さんも問い合わせてみませんか? 問い合わせ先: info@gvb.or.jp)。
グアムの税金から年間何億円も予算をかけて運営している政府観光局は、今、我々の問い合わせに返事ができないほど忙しいのでしょう。本当に本当に残念で堪りません(涙)。
数字を公開してくれれば、例えばそのデータが1万人中2人で、陽性が出る確率は0.05%、5000人に1人だったとしたら、それを参考にグアムに行くか行かないかを検討することができますよね?
我々が単に感情的に行く行かないを決めているとでも思っているのでしょうか(いかがですか)? インスタグラムやTikTok、YouTube動画といった右脳に訴えるイメージ戦略さえあれば、みんなグアムに行きたくなると思っているのでしょうか(ハイ、行きたくはなります、確かに)? どうせ抽象的感覚的思考でしか、ロジカルになど考えられないだろうとでも思っているのでしょうか(そんなことはないですよね)? もしも彼らがデータを隠蔽しているとしたら、ツーリストをナメてません?
今は気軽に海外旅行できる時ではありません。円安の中で予算を組み、よく計画を立て、リスクを熟考して決めないと、行きたくても行けないのが現実です。Here We Go(Guam)! (EXITかよ)なんて、実際にはそんなカジュアルには決められないし、今はまだお手軽お気軽には行きたくても行けないんです。
今、グアム旅行を検討する上で、帰国72時間前のPCR検査が、旅行そのものをあきらめざるを得ないほどボトルネックになっていることが、どうして想像できないのでしょう? まさか、事実を公開するとそれが理由で旅行をあきらめる人が増えるとでも思っているのでしょうか(今どきまさか、ですよね)?
旅行者のことを本気で考えているのなら、良いことばかりのイメージプロモーションだけではなく、このような状況でもグアム旅行を検討している人たちの不安に向き合う対策を、まず最初に講じるべきなのではないでしょうか。
※ グアム政府観光局が今日アップした7つのプロモーション動画ですが、どれもすごく良いので是非ご覧ください。他にも最高のグアムの映像がたくさんアップされていますので、チャンネル登録もぜひ!
今日(7月14日)、日本国内での新型コロナウイルス感染症に感染した人の数が1,000万人を超えました。これは人口の7.96%に相当します。遅かれ早かれ日本も10人に1人は感染者になるんです。他国と比べればその割合はまだ低いですが、日本ももうそういう状況なんですよね。
一昨年でしたら、感染したら全員即隔離入院でした。ですが、今は違います。それでも日本国内では、最近の感染者数拡大に、GoToトラベルキャンペーンの開始は延期するけど県民割はこのまま延長する(方向)という、アクセルとブレーキを同時に踏んだような対策がなされていますね。
先月7日に閣議決定された骨太方針に「観光立国の復活」が明記されていましたが、国内がこんな感じだと、インバウンドの戦略的回復も当面先の話になりそうです。今のままの日本では、外国人の入国を制限するだけではなく、日本人の海外渡航も制限しているのと変わりません。
皆さんめっちゃ人が良いというか、政府に対して柔順というか、それともこのテの話題は一円にもならないからなのか、みんな大人だから沈黙を決め込んでいるのか、海外旅行など今の自分の生活にとって二の次三の次だからなのか、なぜでしょう、誰かが提言しているのを聞いたことがありません。
皆さんに安心して海外旅行を楽しんでもらうために、その受け入れ先のひとつとしてグアムができること、受け入れ側としてグアム島内外の旅行業界関係者にしかできないこと。それは、ツーリストの不安をひとつひとつていねいに取り除いていくことだと信じています。
それともこのような話題を公開すること自体、間違っているのでしょうか? 間違っているのなら、どこがどう間違っているのか、どなたか正してください。お願いします。
もちろん、皆さんがグアムを訪れることには超ウェルカムです。行かない方が良いよなどとは一度も思ったことも言ったことがありません。いつでもウェルカムです。1日も早く皆さんにグアムに来てほしい、グアムに帰ってきて欲しいと心から願っています(去年から島民一丸となって、全米のどの州よりも早く、ワクチン接種も積極的に実施してきました)。
その気持ちは、グアム島内外の海外旅行に携わるすべての人たち、旅行会社、エアライン、ホテル、レンタカー、オプショナルツアー、レストラン、ショッピングプレイス、皆、同じです。
誘致の仕方、そのための考え方に相違があると思われますが、政府観光局もきっと同じなはずです。
帰国72時間前のPCR検査が実施される限り、以前のようにグアムに遊びに行くことは難しいでしょう。逆に言えば、それさえ解除されれば、以前のように日本とグアムを行き来できるようになると考えています。
これに関して、グアムからできることはありません。日本国内の政策は、日本に住んでいるツーリストの皆さんに託します。どうぞ何卒よろしくお願いいたします。